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他人事では済まされない「避難所生活と入れ歯」のお話。

2016/04/19(火) 中川珠枝
是非、お身内のシニア世代の方に伝えてあげてください。

シニア世帯のお家に伺うと当たり前のように(特に女性の場合)
キッチンが「外した入れ歯の定位置」になっています。

それもシンク付近にガラスのコップに入れてるだけ・・・
日常のお手入れを思うと「つい。。」そうなってしまうのも理解できます。
(男性の場合は洗面所に保管されている方が多いですが。)

でも地震で吊り戸のモノも全て床に散乱、食器棚も倒れたりで
足の踏み場もない状態の中で、
自宅に戻っても小さな入れ歯を直ぐに見つけ出すことは困難です。

今回の九州での地震災害で避難所生活を余儀なくされている方々でも
普段とは異なる食事内容でとても困っておられる方は多いと思います。

「入れ歯」は配給では絶対に不可能です。
でも、食べることが未来につながります。

どうすれば良いのか?

リスク回避の意味でも割れにくい樹脂製品のフタ付きの専用保管ケースを
使用する習慣を身につける。それも目立つ色がベターです。
(たぶん、入れ歯購入時は保管ケースが付属品だった筈です。)

保管場所を枕元にする。
(近視の方はメガネを枕元に置いてる方が多いですね。)

枕元は抵抗があるなら、せめて保管場所を洗面所にする。
壁に囲まれた狭い空間の方が壁の倒壊の可能性は低いです。

今回の災害でニュースの中では見つけた「入れ歯」を水洗いする水にも
困っておられた方がいました。

地震大国です。「備え」は本当に大事です。
最近のブログで「防災と玄関」について記事にしています。
よろしければ参考にして下さい。

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